従来のKen Yamamotoテクニックに加え、自律神経の調整なども含めた包括的な施術、【オールインワン整体】が遂に登場！

　神経や筋肉、関節にアプローチしてもなかなか取れない痛みも稀に存在します。

　身体は脊柱から不調を来たし、下肢、上肢、の順番で不調になってきます。そして上肢に不調を来たす頃には自律神経と首も不調になっているとも言われております。

　自律神経は自分でコントロールできない神経です。主に交感神経と副交感神経に分けられるわけですが、これらの神経が係わってくるところは、血管を含めた内臓、頭蓋、骨盤を形成する仙骨、硬膜とのつながりがある1番から３番の上位の頸椎です。これらにアプローチすることによって交感神経の働きを抑制し、副交感神経の働きを優位にさせることは我々徒手療法家にとって勉強していれば可能なことです。

　なぜ自律神経が身体の不調に関わってくるのかということはご存じでしょうか？神経は脳から脊髄、そして脊髄に出入りする線路のような交通網があり、全てつながっております。皮膚などの感覚受容器から入ってきた刺激、情報が線路状の交通枝を介して筋肉に行けば腰が痛い、肩がこるということになっていきます。腰や肩の筋肉が、背中が丸くなることにより、これ以上は伸ばされたくないという危険を感じて筋肉を固くさせます。硬くなった筋肉は周りの結合組織と共に血行不良になり、結果酸素不足になり発痛物質により痛みを感じるという仕組みが身体にはあります。この感覚受容器の情報が筋肉へ行けばこりなどの痛みになりますし、内臓へ行けば胃が痛い、血圧が上がるなど臓器にも何かしらのトラブルを起こします。それが自律神経のトラブルの一つなのです。

　上位の頸椎１番～３番は脳脊髄液を覆っている軟膜、くも膜の外側にある硬膜という組織につながっております。硬膜は脊柱管の中にありますから、上位の頸椎と骨盤を形成する仙骨ともつながっているとも言えます。そしてこの仙骨という部位が骨盤の周囲の人体などの組織によって下肢ともつながっておりますので、下肢を調整することによっても自律神経を整えることは可能になるのです。

　また上肢の一部の肩を覆う筋肉は、頸椎の５番から首の下の部分の胸椎という骨の一番上の間で形成される腕神経叢と呼ばれる神経線維の束の枝からの支配を受けます。その腕神経叢の一部に自律神経も含まれるので上肢を調整することにより自律神経も調整ができるのです。

　このように細かく診させて頂くことにより、筋肉、関節、自律神経、ファシアと包括的なアプローチが可能になります。なかなか改善が難しい場合などは病理的なトラブルがない限り、上記のように細かく診させて頂くことにより改善が見込めるのではないでしょうか。

　是非、ご相談ください。宜しくお願い致します。

※Ken Yamamoto先生がYou Tubeの中で施術をされているテクニックは、現在KXTテクニック(仮名称)という位置付けにあり、マニュピレーション療法のKen Yamamotoテクニック(KYT)とは異なります。今後、私もKXTテクニックセミナーを受講する予定ではありますが、まだ数年かかります。ご理解、並びにご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。感謝