「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」予約サイト

申込前に必ずご確認ください

2024年09月06日 14:07

リスクをご理解の上、お楽しみください


カムイワッカ湯の滝は、自然のままの川を自分の力で登っていく
アドベンチャー・アクティビティの場所です。
安全のための施設やロープのような補助具が整った観光地ではありません。
登山や沢登りと同じように、様々な危険や注意点があります。
以下の点を、必ず、あらかじめご確認ください。


1: 施設・設備がなく、補助員もいない自己責任のバックカントリー領域です! 
2: 転役や滑落、ケガの恐れがあります!
3: 携帯電話の電波が届きづらい不感地帯です!
4: もしものとき救助要請から40分以上の時間がかかります!
5: ヒグマの生息域です! 
6: 落石に注意してください!
7: その他、予測が難しい危険があります!


1: 施設・設備がなく、補助員もいない自己責任のバックカントリー領域です!
→カムイワッカ川は、高さ数メートルの滝がいくつもあり、昇降を補助する設備や道具
(階段やロープ、鎖など)もなく、また昇降を補助する者もいません。
登山と同じように、自分自身の力によってのみ、登り・下る場所です。
全ての行動に自己責任が求められるバックカントリー領域です。


2: 転役や滑落、ケガの恐れがあります!
→カムイワッカ川は、硫黄成分の強い強酸性の川のため、比較的滑りにくい川です。
しかし油断をすると、自分自身や、近くにいる人の失敗によって、転倒したり、
滝に滑落してしまう恐れがあります。
その結果、大怪我や死亡にいたる事故が発生する恐れがあります。
(※ これまで死亡事故は発生していませんが、今後発生しないとは限りません。)


3: 携帯電話の電波が届きづらい不感地帯です!
→カムイワッカ・エリアは、携帯電話の電波が極めて弱いエリアです。
様々な情報の入手や、市街地との連絡がしづらい環境にあります。


4: もしものとき救助要請から40分以上の時間がかかります!
→救急車が必要な非常時には、現地にいる補助員が無線を使って、救急要請をすることになります。
しかも、救急要請をしてから現地に到着するまで40分以上の時間がかかります。
主催者によって現地に派遣されている補助者は、救助要請通信の補助はするものの、
救命救急の訓練を受けた者ではなく、若干のお手伝いをすることしかできません。


5: ヒグマの生息域です! 
→カムイワッカ・エリアは、ヒグマのごく日常的な生活圏であり、カムイワッカ川の中や近く道路上でも、
ヒグマに遭遇するおそれが高い場所です。
また、遭遇した場合には、自分自身で身を守るための適切な行動をとらなければならず、
最悪の場合、ヒグマに襲われ、人身に被害が及ぶおそれがあります。
ヒグマへの基本的な対処方法は、こちらのWebサイトで必ずご確認ください。


  ヒグマに出会わないために

    出会わないために(ヒグマ対処法)|知床財団|世界自然遺産「知床」にある公益財団法人 (shiretoko.or.jp)


  ヒグマに出会ったときは

    出会った時は(ヒグマ対処法)|知床財団|世界自然遺産「知床」にある公益財団法人 (shiretoko.or.jp)


6: 落石に注意してください!
→カムイワッカ川では、まれに両岸斜面から落石が発生することがあります。
落石を防ぐための防護柵などは一切ありませんので、
五感を働かせて、周囲の状況に常に気を配る必要があります。
実際に落石に遭遇した場合、自分自身で身を守るための適切な退避・防御行動をとらなければなりません。
最悪の場合、石にあたり、人身に被害が及ぶおそれがあります。


7: 沢の水は強酸性です!
・典型的な酸性硫酸塩泉でph1.6程度の強酸性です。
・刺激が強く、皮膚や粘膜の過敏な方は入浴に適しません。また、長時間の入浴は、湯あたりや湯かぶれの原因となります。
・お子さまや高齢者は、利用後に痒くなったり、かぶれることがあります。入浴後は洗い流す必要がありますので、真水をご用意ください。
・殺菌処理などされていない河川水です。飲用には適しません。
・アクセサリーや電子機器は腐食したり変色することがあります。


8: その他、予測が難しい危険があります! 
→他にも、自然地域特有の事象、例えば河川増水・地震・落雷・倒木・火山噴火などの事象が発生し、
巻き込まれるおそれがあります。
河川増水の場合には、現地補助員の判断で、川を閉鎖しますが、それ以外の事象は予測が難しいことです。
周囲の状況に常に注意をすることが求められます。



以上の注意点を踏まえて…
不安を感じられた方は、ご利用を控えることが賢明です。
また、実際に川に入った後でも、不安があるときは引き返すことも重要です。
特に、登りよりも下りの方が難しいことを忘れないでください。




必ずご覧ください。カムイワッカ湯ノ滝のぼりレクチャー動画