「ハタ･ヨーガの最後の大物テキスト」といわれる『ハタ･ラトナーヴァリー』の、サンスクリットからの直訳と豊富なイラストを用いた解説講座です。
『ハタ･ラトナーヴァリー』は、17世紀、デカン地方でつくられたテキストで、「ハタ･ヨーガの宝石のごとき叡智が連なる聖典」の意。
たしかに、説明は詳細にして多岐にわたり、このテキストでのみで知られる貴重な情報に溢れています。
たとえば、シャトカルマ（六浄化法）ではなく、アシュタカルマ（八浄化法）。
それらを用いたチャクラの浄化法。
サマーディにいたるための神秘的なヨーガ。
また、古来「ハタに84のアーサナあり」といわれてきましたが、
その84アーサナのすべてを初めてリストアップしたのも、この聖典です。
しかし、作者シュリーニヴァーサは、おそらく性格が悪い。
スワートマーラーマ（『ハタ･プラディーピカー』の作者）のことを、
「そんなことも知らんのか」
とナメてかかったり、件（くだん）の84アーサナも、
「紙面の関係上、ここで説明するのは36アーサナに限定する」
と、ときには知識の出し惜しみをしたり。
作者のイケズを楽しみながら、「宝石のごとき叡智」を味わいましょう。

・全７回の講座です。
・予約が最小遂行人数に満たない場合は、次月に延期となります。
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・アーカイブ配信（14日間）がつきます。
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