しっかりした旨味がある酒、富鶴を作る蔵元
滋賀県は山に囲まれ良質な米の産地であるが、愛荘町は寒暖差のある気候と良質な水にめぐまれており、上質な酒米を作るのに適している。この土地の酒米と、造りの時期の寒い気温、そして、春から夏にかけての温かい気温にめぐまれ、富鶴独自の旨味を作り出している。
現在、少人数での造りをしている。少人数ならではの機敏さ、細やかさを生かした酒造りにより更に味に磨きがかかっている。
<最近の受賞歴>
Kuramaster2021 純米大吟醸部門 審査員賞、プラチナ賞 受賞
Kuramaster2021 純米部門 プラチナ賞 受賞
フェミナリーズ世界ワインコンクール 熟酒部門 金賞 受賞
<歴史>
愛荘町東出で酒造りを開始。寛政時代より酒造りを実施していたが、記録には明治2年創業とされている。良質な水を求めて昭和4年に現在の野々目に移転し営業を継続。
古くは庄屋をしており、1㎞はなれた氏神様まで、他人の土地にはいることなく行くことができたほどの田を保有。この土地の恵まれた上質な米の魅力を伝えてほしいとの要望から酒造り業を開始した。昔から一貫して“味にこだわる”ことに重きを置き続ける。