たけはら町並み保存地区内 江戸中期築200年の古民家宿。
江戸末期より築200年以上とされる、貴重な長屋。
「二宮邸」として古くは箪笥屋さん、そして写真屋さんとして受け継がれてきましたが、この10年以内で空き家となりました。
その後、空家再生などの活動をしてきた父のもとに譲渡され、屋内の解体や大掃除からDIYまで、 全国から延べ100名ほど沢山の方のご協力を経て生まれ変わりました。
自然素材ほぼ100%にこだわり、ビニールや新建材を使わず昔ながらの施工法で。土間には広島県産の土でたたき土間仕上げ 漆喰は広島県産の牡蠣殻を使用した瀬戸漆喰。お部屋ごとに異なる竹原の産物を混ぜました。
土台は昔ながらの土壁を塗り直し、床材は丹波篠山のきらめき間伐のヒノキを使用。
壁と床のウラにはみんなで「ありがとう」など愛のメッセージを書きこみました。お風呂は山形の職人さんの手捻りの焼き物 洗面ボウルは淡路島の瓦と笠間焼。縁あった職人さんの技も一緒に入っています。
そして、あなたもこの家づくりの一員となっていただけるよう、 漆喰ぬりや柿渋塗りなどの行程を一部、体験として残しています。 変化し続ける、老いながらも進化していく、諸行無常の楽しさを。