体験型アクティビティは、SNS映えする写真の撮影やオリジナルの思い出作り、日常では味わえない特別感を求める人々から高い人気を集めています。例えば、有名企業の工場を訪れ、実際の商品作りを体験できるプログラムなどは、その場でしか得られない唯一無二の経験として貴重な価値があります。
一方で、その運営において顧客満足度の高いサービスを提供するためには、さまざまな課題に対応する必要があります。特に、多くの予約を受け付ける施設では、管理業務が煩雑になりやすく、効率的かつ柔軟な対応が求められます。こうした課題に対応する手段のひとつとして、予約受付や顧客管理を効率化できる予約システムの活用が注目されています。
そこで本記事では、体験型アクティビティの運営における課題を整理し、予約システムを活用するメリットや実際の事例について詳しく紹介します。
体験型アクティビティ運営における主な課題
予約管理の手間
大型連休前や観光シーズンには、多くの予約が集中します。特に、複数のスタッフが電話で予約対応を行っている場合、リアルタイムで予約状況の更新が難しく、予約が重複する原因となります。
インバウンド対応の不足
近年、日本を訪れる外国人観光客にとって体験型アクティビティの需要は高く、人気を博すコンテンツのひとつです。多言語対応などのインバウンド対策が十分に整っていない場合、予約の機会損失が発生しやすくなります。
天候による直前・事前キャンセルの発生
屋外で行う体験型アクティビティの数は多く、その開催可否は天候によって左右されます。天候不良による直前・当日キャンセル時の対応方針について周知がない場合、利用者の混乱を招くだけでなく、企業への信頼低下につながる恐れがあります。

予約システム導入によるメリット
予約管理の効率化
予約システムの導入により、アクティビティの空き状況をリアルタイムで更新できるため、予約の重複防止につながります。施設の管理業務が大幅に効率化されるだけでなく、顧客はサイトにアクセスするだけで予約の可否がわかるようになるため、利便性の向上につながります。
インバウンド対応の整備
多言語表示や多通貨決済に対応した予約システムを導入することで、外国人観光客からの予約をスムーズに受け付けられるようになります。また、予約への心理的なハードルが下がることによって、海外顧客の取りこぼしを防ぎ、利用率向上に大きな効果が期待できます。
キャンセルポリシーの明記
予約システムの多くは、サイト上にキャンセルポリシーを記載して、キャンセル料の徴収方針などを顧客に周知することが可能です。天候不良による直前キャンセルや当日キャンセル時の対応が明確になることで、利用者の安心感を高めるとともに、トラブルの防止や施設への信頼獲得に貢献します。
導入事例
福寿園京都本店

福寿園京都本店は、京都府京都市下京区立売東町にある、宇治茶や自社制作の茶器を販売する老舗の茶屋です。同店では、茶室での茶道体験を提供しており、本格的な抹茶を自分で点てる「抹茶体験」や、夜咄(よばなし)の茶事になぞらえた「夜の茶会」を楽しめます。

福寿園京都本店の予約受付では、多言語設定機能が利用されており、外国人観光客からの予約をスムーズに受け付けられるようになっています。日本文化を体験できるプログラムにおいて、多言語設定によるインバウンド対応は、予約率の向上に有効な施策のひとつです。
ミスドキッチン

ミスドキッチンでは、人気チェーン「ミスタードーナツ」の定番商品が完成するまでの工程を、実際に体験できます。参加者は生地伸ばしから型抜き、揚げ工程の見学、そして仕上げまでを体験し、自分で作ったできたてのドーナツを味わえます。オリジナルパッケージづくりも楽しめるほか、体験時に使用したオリジナルキャップやエプロンを持ち帰ることもでき、子どもだけでなく大人にも人気のサービスです。

ミスドキッチンの予約受付には、独自会員機能が活用されており、利用者は会員登録後にマイページからかんたんに予約の確認・キャンセルが可能です。また、施設側は会員登録時にプライバシーポリシーへの同意を求めることができるため、予約権利の営利目的とした不正な転売行為を防ぐことに役立ちます。
丸亀製麺 手づくり体験教室

丸亀製麵は、東京都の立川店と大阪府の守口店でうどんの手づくり体験教室を開催しています。立川店のみの限定で「収穫体験×うどんづくりプログラム」も用意しており、職人になった気分で天ぷらうどんを調理・実食することが可能です。

丸亀製麵の手づくり体験教室では、オンラインカード決済機能を導入しており、予約から決済、売上分析までを予約システムひとつで完結できます。また、予約ページ上でキャンセルポリシーを明記することで、キャンセルに関するルールを事前に周知でき、直前・当日キャンセルや無断キャンセルの防止につながります。
手織工房じょうた

参考サイト:https://www.jota28.com
予約サイト:https://reserva.be/jota28
手織り工房じょうたは、東京都や神奈川県、埼玉県に計4店を展開するさをり織りの体験工房です。さをり織りとは、あらかじめ下絵を用意せず、そのときの感覚を大切にしながら自由に織り上げる手織りの技法で、色や素材の選び方にも織る人ならではの個性が表れるのが特徴です。体験メニューは季節によって異なり、春夏にはリネンやシルクを使用したストールづくり、秋冬にはカシミヤを使用したマフラーづくりを楽しめます。

手織り工房じょうたの予約サイトでは、レビュー収集機能が活用されています。利用者の率直な意見を収集することで、体験内容の長所や改善点の把握に役立ちます。また、顧客満足度が数値で可視化されることにより、ユーザーからの信頼を得やすく、新規顧客の獲得に有効なアプローチになります。
体験型シェア工房ツクレタ

体験型シェア工房ツクレタでは、ハンドメイド作家によるワークショップや季節に合わせたイベントなどを開催しています。毎日実施しているワークショップでは、バッグや椅子、キャンドル、寄せ植えといったさまざまなアイテムの作成を体験することが可能です。

体験型シェア工房ツクレタの予約サイトでは、LINE連携機能を利用しており、顧客は店舗の公式アカウントを友だち追加することで、普段利用しているLINEアカウントから予約を完了できます。LINEに登録された情報をもとに予約が処理されるため、予約サイト上での情報入力を省略でき、顧客の予約負担を軽減することが可能です。
敦賀昆布おぼろや

敦賀昆布おぼろやは、北陸新幹線・敦賀駅から徒歩10分の場所に位置し、福井県敦賀市の名産品「手すきおぼろ昆布」の加工を行っています。昔ながらの製法により加工されたおぼろ昆布は、地元住民だけでなく多くの観光客からも人気のある商品です。体験では、職人の指導のもとおぼろ昆布を削り、その場での試食や持ち帰りが可能です。

敦賀昆布おぼろやの予約受付では、仮予約受付機能を活用しています。予約を承認制とし、仮予約の段階で入力内容を確認することで、誤りや記入漏れを防いだうえで予約を確定できます。これにより、確定後のキャンセル対応や修正作業にかかる店舗側の負担を軽減できます。
鬼頭天薫堂

神奈川県鎌倉市の小町通りに暖簾を構える鬼頭天薫堂は、鎌倉で栄えた武家文化を起源とした日本の香文化の伝承を行うフレグランス専門店です。毎月第3木曜に開催している「香りを楽しむ会」では、師範による指導のもと、室町時代から続く流派のひとつである御家流の香道を体験できます。

鬼頭天薫堂の予約サイトでは、SNSシェアボタン機能が使用されており、利用者は店舗情報をSNS上で手軽に共有することができます。情報が拡散されることで、さまざまなユーザーの目に留まりやすくなり、新規顧客の獲得を期待できるだけでなく、サービス体験者からの客観的な意見を得やすくなります。
体験型アクティビティには「予約システムRESERVA」

体験型アクティビティにおける予約には、導入数35万社を誇る、予約システムシェア国内トップクラスのクラウド型予約管理システムRESERVA(レゼルバ)が最適です。業界・業種問わずあらゆるビジネスに対応しており、350種類以上の業態で活用されています。アカウント発行から予約システム作成完了まで最短3分で、永久無料で使えるフリープランもあるため、導入コストを低くしたい・使用感を確かめてから導入したいといった事業者におすすめです。
体験型アクティビティにおすすめのRESERVA機能
・予約時アンケート機能
予約時アンケート機能を利用することで、事業者は顧客の流入経路や予約回数、配慮の有無など、より詳細な情報を把握することが可能です。店舗のマーケティング施策に活用できるだけでなく、予約者は事前に要望を共有できるため、顧客満足度の向上が期待できます。
・複数料金設定機能
複数料金設定機能の活用により、属性ごとに複数の料金区分を設定でき、合計料金の計算を自動化できます。親子で参加する人が多い体験型アクティビティにおいて、大人料金と子ども料金などの区分を必要とする場合に、合計金額の計算を効率化できるため、特に相性のよい機能です。
・オプションメニュー機能
オプションメニュー機能を使用することで、当日に貸し出す備品の種類や数量を事前に把握できます。オプションメニューごとに金額を設定でき、利用者が選択した備品・個数に合わせて予約システムが自動で合計金額を計算します。システム外での計算が不要になるほか、当日に備品が足りないといったトラブルの防止に役立ちます。
まとめ
体験型アクティビティでは、予約管理やインバウンド対応、天候によるキャンセル対応など、さまざまな運営課題が発生しやすい傾向があります。これらの課題を解消し、効率的な運営を行うためには、予約システムの導入が効果的です。RESERVAを活用することで、体験型アクティビティの運営において、管理業務の省力化や顧客満足度の向上に有効な施策を打ち出すことが可能になります。
今後の体験型アクティビティの運営効率化に向けて、予約システムの導入が大きな鍵となるに違いありません。


